丸紅情報システムズ株式会社は5月18日、トルコのAR(Augmented Reality/拡張現実)とVR(Virtual Reality/仮想現実)技術企業CDMVisionと代理店契約を締結し、ARを利用して目視検査の精度向上と工数削減を実現するアプリケーション「SuPAR™(スーパー)」の販売開始を発表した。
アプリケーション「SuPAR™(スーパー)」とは?
3D CADデータを対象物へトラッキング可能なデータへ変換し、データを対象物に重ねて投影することで、目視検査の精度と業務効率を向上するアプリケーション。
ARデータの投影は対象物を基準にするため、マーカーなどの基準を設定せずにフィッティングすることが可能であり、CAD図面を確認しながら行う目視検査の作業と比較して最大約80%の工数を削減する。
また、目視検査の結果はSuPAR App上に注釈やマークを記載して3Dレポートを作成することが可能で、レポートは無償アプリケーション「SuPARビューワー」により閲覧および共有を実現する。
【手順】
- 3D CADデータをPC用アプリケーション「SuPAR Composer」に取り込み、ARトラッキング用のデータに変換。
- ARトラッキング用データをiPad用アプリケーション「SuPAR App」に転送。
- SuPAR Appがカメラに映した対象物をLiDAR技術で形状認識。
- SuPAR App上でARデータを現実の対象物に重ねて投影することで自動的に対象物とARデータがフィッティングされ、目視による差分認識を容易にする。
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