【Appleアップデート】AirTagの悪用(不要な追跡等)を防止するため、7つの機能を改善
Appleは2月10 日、AirTagと不要な追跡に関するアップデートを行うと発表した。具体的には「今回アップデートする機能」は3つ。そして「2022年後半にアップデート予定の機能」は4つ。AirTagの悪用事例は稀だが、悪用はあってはならないものとしている。
※AirTagは、下の写真のような紛失防止タグのこと
今回アップデートする機能
1.AirTag設定時の新しいプライバシーの警告
AirTagを初めて設定するすべてのユーザーに対し、下記のようなメッセージが表示されるようになる。
・AirTagは自分の持ち物を追跡するためのものであること
・AirTagを使って同意なしに人を追跡することは世界中の多くの地域で犯罪であること
・AirTagは被害者によって検出されるよう設計されていること
・法執行機関はAirTagの所有者に関する情報の特定を要請できること
2.AirPodsに関するアラートの問題への対処
「不明な持ち物が検出されました」というアラートを受け取るというユーザーからの報告があった。これに関して、ユーザーが受け取るアラートを「不明な持ち物」ではなく、AirPodsがユーザーと共に移動していることを示す内容にアップデートする。
3.アップデートされたサポート文書
AirTag、AirPods、「探す」ネットワーク対応アクセサリに組み込まれた安全に関する機能を伝えるために、apple.com/jpにある不要な追跡に関するサポートページをアップデートする。
2022年後半にアップデート予定の機能
1. 「正確な場所を見つける」
「正確な場所を見つける」機能を使うと、不要な追跡のアラートを受け取ったユーザーは、不明なAirTagを正確に見つけられる。iPhone 11、iPhone 12、iPhone 13のユーザーは「正確な場所を見つける」機能を使って、範囲内にある場合に不明なAirTagまでの距離と方向を確認できるようになる。
2.音を鳴らしてアラートを表示
AirTagがその場所の近くにいる人に警告するために自動的に音を鳴らし、ユーザーのiPhone、iPadまたはiPod touchと一緒に移動していることが検出された場合、ユーザーのデバイスにもアラートを表示して、音を鳴らしたり、使用可能な場合は「正確な場所を見つける」機能を使うといった行動を起こせるようにする。
3.不要な追跡アラートのロジックの改善
不明なAirTagまたは「探す」ネットワーク対応アクセサリがユーザーと一緒に移動している可能性があることをユーザーに早期に通知するために、この不要な追跡アラートシステムをアップデートする予定。
4.AirTagの音の調整
現在、不要な追跡のアラートを受け取っているiOSユーザーは、不明なAirTagを見つけやすくするために音を鳴らすことができる。Appleは、不明なAirTagをより簡単に見つけられるようにするため、音が最も大きく聞こえるトーンをより多く使用するようにトーンシーケンスを調整する予定。
<リンク>
https://www.apple.com/jp/newsroom/2022/02/an-update-on-airtag-and-unwanted-tracking/
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