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2021.09.03 WEBマーケティング

「広告効果測定」と「アクセス分析」の違いご存じですか?

「広告効果測定」と「アクセス分析」の違い

みなさんは、「広告効果測定」と「アクセス分析」の違いをご存知でしょうか。よく理解できず、混同してしまっている方も多いのではないでしょうか。

簡単にいえば、広告効果測定とは、目標に対する達成度合いの測定です。対するアクセス分析は、目標の達成度を測るための1つの分析手段といったところです。

たとえば、売り上げがどれだけ上がったか測るが効果測定で、サイト訪問の状況などを確認するのがアクセス分析になります。

今回は、「広告効果測定」と「アクセス分析」の細かな違い、および、効果測定・アクセス分析を行う際の注意点をお伝えします。

「広告効果測定」

広告効果測定とは、広告を配信した結果、どの程度の成果があったのか測定することです。具体的には、下記のようなことを見ていきます。

  • 売り上げ金額は、どの程度増加したか
  • 知名度がどれだけ向上したか
  • ブランドイメージにどのような影響を与えたか

広告を出す前に、ある程度、目標を設定していることでしょう。それが、どの程度達成できたのか、効果測定を通じて確認していくのです。

「アクセス分析」

アクセス分析の定義は、諸説ありますが、簡単にいえば「主にGoogleアナリティクスというアクセス解析ツールを使った分析」です。アクセス分析は、人によっては言い方が異なり、アクセス解析と表現されることもあります。

実際にGoogleアナリティクスで、どのようなことを分析するか例を挙げましょう。

  • コンバージョンの数は、どれだけ増えたか
  • コンバージョンの割合は、どうだったか
  • 何人に広告を見てもらうことができたか
  • どのページが閲覧され、滞在時間はどのくらいだったか
  • 訪問者の年齢・性別・関心事は、どうなっているか

このように、サイトに訪問したユーザーの行動・属性などを分析することが、アクセス分析になります。

効果測定・アクセス分析の注意点

ただやみくもに効果測定・アクセス分析を行うのは考えもの。やり方によっては、効果が薄くなってします。具体的には、次の3つに注意しましょう。

仮説検証を行い、次に活かす

仮説を立て検証するという作業を、つい怠ってはいないでしょうか。残念ながら、よく考えずに広告媒体や掲載位置を変えてみても、多くはうまくいきません。面倒臭いと感じるかもしれませんが、毎回きちんと振り返り、次に活かすことが大切です。

ユーザーは、どんなシチュエーションで検索をするのか。そして、検索意図は何か。どんな属性の人をターゲットにするのがいいのか。どんどん掘り下げて考えていき、仮説を立て、実行し、検証するのです。

効果測定を単なる事実確認にしないようにしてくださいね。PVが上がった、滞在時間が下がったと、一喜一憂しても、次に活かすことはできません。

CVを主軸に、成果を確認する

広告効果の成否は、コンバージョンをもとに判断しましょう。多くの場合、コンバージョンは、売り上げなどの成果に直接つながりやすいキーポイントになります。もちろん、知名度・ブランドイメージといった要素も大事ではありますが、その影響はやや間接的です。

もし思い描いている成果に出ず悩んでいたら、スモールステップでコンバージョンを考えてみましょう。なかなか購入してもらえないのであれば、資料請求やメールマガジンの登録といった具合に、ハードルを下げることも大切です。

着目すべきは、成果物であるコンバージョンだということを忘れないようにしましょう。

地道に、PDCAサイクルを早く回す

どのような広告を出すのが有効かは、やってみないことにはわかりません。頭であれこれ考えてみても、思ったとおりにいかないケースのほうが多いことでしょう。要するに、実際にやってみないかぎり、物事は前進しません。

実行するにあたり、ポイントは2つあります。1つは、根気よく続けることです。うまく軌道に乗せるのは、地道に試行錯誤を重ね、コツをつかんでいく必要があります。それは、一朝一夕にできることではなく、日々の積み重ねが物を言うのです。

もう1つは、PDCAサイクルを早く回すことです。仮説を立て、実際にやってみて、結果を検証し、改善する――この試行錯誤の積み重ねが成果につながります。問題点に気がついたら即改善することが、成功への近道なのです。

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