最近、社内でふと感じたことがあります。
「施策がAIっぽいな」「報告が受け身だな」「質問が出ないな」って。
言い換えると、“自分が主役になってない”企画が増えてきた気がするんです。

もちろん、AIツールは便利だし、使いこなすのは大事。
でも、本当に成果につながるのって、“自分ごと化”してるかどうかなんですよね。

便利だけど、それ「あなたのアイデア」？

ChatGPTやレポートツールで、広告文も改善案も簡単に出せる時代です。
でも、それをそのまま出して「これで行きましょう」ってなってない？

AIは“補助輪”であって、自転車を漕ぐのは自分です。
「この施策、誰のために？」「なんでこの訴求が響くの？」
そうやって自分の頭で考えたアウトプットじゃないと、響かないし、伸びないんですよ。

改善提案がないって、やばくない？

マーケターの仕事って「出した結果を見て、もっとよくする」こと。
でも、レポートがただの数字の羅列で、「次回に期待します」ってだけじゃもったいない。

別に完璧な提案じゃなくていい。
「こうすればよくなるかも」っていう仮説があるだけで、すごく価値がある。

それって、“この施策、自分が背負ってる”って気持ちがあるかどうかなんですよね。

質問しないのは、分かってるから？それとも…

何も聞かない＝理解してる、じゃないです。
むしろ、「よく分かってないけど聞きづらい」って状態の方が多い。

質問するって、自分の頭で考えたからこそ出てくるもの。
「なぜこのクリエイティブがウケたのか？」「ターゲットってこれで合ってる？」
そういう疑問を持つことが、マーケターとしての第一歩です。

結局、マーケは“共感”が全て

どんなにデータを並べても、人が動くのは「感情が動いたとき」。
「それ、私のことだ」って思ってもらえないと、誰も興味持ってくれません。

でも、その“共感”を引き出すには、まず自分がその商品やユーザーに共感してるかどうかが大事。
それが、自分ごと化＝ユーザー視点で考えるってことです。

ユーザーそのものになりきれるくらい、ユーザーを知らないとユーザー視点にはなれないっす。

マーケターは、いつだって主役

AIもツールも使い倒してOK。
でも、それに振り回される側じゃなくて、「使いこなす側」でいてください。

・数字だけじゃなくて、自分の考えも書こう
・ちょっとした仮説でも、提案してみよう
・わからないことは、堂々と聞こう

自分の言葉で語って、自分の頭で考えて、自分の手で動かす。
それが、マーケターの仕事だと思います。

主役でいる覚悟、ありますか？