Yahoo!広告は9月7日、検索広告において、次の3つを発表した。
- 拡大テキスト広告の入稿終了 (2022/9/28実施予定)
- データ自動挿入リストの提供終了(2022/9/28、2023/3実施予定)
- レスポンシブ検索広告の機能追加(2022/6/22実施)
1.拡大テキスト広告の入稿終了
拡大テキスト広告の新規入稿を終了。今後はレスポンシブ検索広告の利用を推奨。
注意事項として、実施日(2022年9月28日)以降は拡大テキスト広告の再審査の依頼はできなくなる。広告が掲載不可、掲載停止になった場合は新たにレスポンシブ検索広告を作成してください。
※終了以前に入稿した拡大テキスト広告は、引き続き配信される。
※拡大テキスト広告の以下の機能は入稿終了後も継続して利用できる。
‐パフォーマンスレポートおよび統計情報での実績値の出力
‐広告の配信設定(オン/オフ)の変更
2.データ自動挿入リストの提供終了
拡大テキスト広告および動的検索連動型広告で提供しているアドカスタマイザーにおいて、データ自動挿入リストの提供を終了。
2022年9月28日に、動的検索連動型広告を含め、全ての広告でデータ自動挿入リストを利用したアドカスタマイザーの挿入用広告の新規入稿を終了する。また、同日にデータ自動挿入リストの以下の機能を終了する。
- 削除
- リストのインポート
- ターゲット地域リストのエクスポート
2023年3月末には、データ自動挿入リストを利用した広告配信を終了する。ただし、広告にデフォルトテキストを設定している場合、デフォルトテキストを挿入して配信を行う。デフォルトテキストの設定がない場合、配信設定にかかわらず広告は配信されない。
※拡大テキスト広告でアドカスタマイザーを利用している場合、今後はレスポンシブ検索広告で属性を利用したアドカスタマイザーをご利用ください。
3.レスポンシブ検索広告の機能追加
2022年6月22日に、レスポンシブ検索広告においてアドカスタマイザーとアセットごとのレポートを提供した。各機能の詳細は以下のとおり。
アドカスタマイザーについて
アドカスタマイザーとは、広告のアセット(タイトル、説明文)に、事前に登録した文字列や数値を自動で挿入できる機能。拡大テキスト広告で提供しているアドカスタマイザー機能とは利用方法などが異なる。レスポンシブ検索広告での利用方法や拡大テキスト広告との違いは、以下のとおり。
■利用方法
- アドカスタマイザー属性を作成
広告に挿入する値の属性名や属性タイプなどを定義する。属性名は任意の名称を設定できる。属性タイプは「テキスト」「価格」「割合」「数値」の4種類から選択する。 - 属性値を設定
キャンペーンや広告グループ、キーワード単位で適用する属性を選択し、広告に挿入する文字列や数値(属性値)を設定する。 - 挿入用広告を登録
アセット(タイトル、説明文)の挿入したい箇所に「{CUSTOMIZER.属性名:デフォルトテキスト}」の形式で入力して挿入用広告を登録する。
※アドカスタマイザー属性および属性値の設定はキャンペーンエディターで実施できない。広告管理ツールは利用できない。
■拡大テキスト広告のアドカスタマイザーとの違い
- 拡大テキスト広告のデータ自動挿入リストは使用できない。レスポンシブ検索広告ではアドカスタマイザー属性を作成後、適用するキャンペーンや広告グループ、キーワードに属性値を設定することで挿入する文字列や数値を指定する。
- 広告内で日時に合わせてカウントダウン表示をする場合、アドカスタマイザーでは挿入できない。アセット(タイトル、説明文)に直接カウントダウン関数を{COUNTDOWN(yyyy-mm-ddhh:mm:ss,開始日)}の形式で入力して挿入する。
アセットごとのレポートについて
アセット(タイトル、説明文)ごとに、以下の指標が確認できるようになる。
- インプレッション数
- 掲載評価
各指標が確認できるのは、パフォーマンスレポートおよび広告管理ツールのアセット詳細画面。
■掲載評価について
掲載評価とは、1つの広告の中でアセット同士を相対的に評価した指標。評価は「最良」「良好」「低」で表示される。
■注意事項
対象のアセットが登録されている広告において、約30日間でインプレッション数が5,000件以上発生しないと評価は表示されない。
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