「売る」「買わせる」営業はいらないっす。買っていただける営業でありたいねって話

こんにちは。ぶっちーです。

営業って、本当にいろんなやり方があります。
でも、うちがずっと大事にしてきたのは、「売ること」でも「買わせること」でもありません。

なぜかって?
そのやり方って、一時的には成果が出るかもしれないけど、長く続かないからです。
むしろ、会社全体を疲弊させてしまうことの方が多いんですよね。


売れたのに、続かない。そして、疲れる

たとえばその場の勢いで売れたとしても、そのあとこうなります。

  • 「話が違う」ってお客様が不満を持つ
  • クレームや仕様変更の対応がどんどん増える
  • 営業は謝りに回り、サポートも巻き込まれ
  • 気づけば、利益どころか赤字になってる

こうなると、しんどいのは営業だけじゃなくて、
裏で支えてるスタッフたちもどんどん疲弊していくんですよ。

開発、運用、サポート、経理…
みんなが「なんでこんな案件、通したんだろう…」ってモヤモヤしながら、後処理に追われる。
それが続くと、給料は上がらないし、やる気もなくなる。
結果として、会社を離れてしまう人も出てくる。


自社都合の営業は、どこかで歪む

「売る」「買わせる」営業って、やっぱり自社都合なんですよね。

  • 今月の数字が足りない
  • ノルマをどうにか達成したい
  • 少し無理してでも契約を取りたい

気持ちはわかる。でも、その無理って、いつかどこかにしわ寄せが出る。
それでは、健全なビジネスは続きません。


大切なのは、「買っていただく」営業

だからこそ、うちは“買っていただく営業”を大切にしています。

  • お客様の課題にちゃんと向き合って
  • 自分たちが本当に力になれるかを本気で考えて
  • 無理そうなら、「今じゃないですね」と素直に伝える

そのうえで「じゃあ、ツギノテさんにお願いしよう」と言っていただけたら、
それってもう営業として最高の結果だと思っています。


「買っていただく」には、2つの努力が必要です

よく「売らない営業」って言葉を聞きますけど、
実際のところ、“売らない”っていうのは何もしないって意味じゃないんです。

本当に“買っていただく”ためには、それなりの努力が必要です。
その努力は、大きく2つに分かれます。


① 会社としての努力:欲しくなる製品をつくる

まずは会社としての努力。
要するに、そもそも「これ、欲しい!」と思ってもらえるものをつくること。

  • 課題にちゃんと合ってるか
  • 値段や導入のハードルが現実的か
  • デザインやブランドに魅力があるか
  • 使ったあとの“いい未来”がイメージできるか

営業がいくら頑張っても、モノが良くなければ選ばれません。


② 営業としての努力:この人から買いたい、と思ってもらう

もう一つは、営業個人としての努力です。

  • 課題をきちんと聞き取る“会話力”
  • 業界や他社事例を含めた“引き出しの多さ”
  • ベストプラクティスに基づいた“提案の組み立て”
  • 「売りたい」じゃなく、「一緒に考えたい」というスタンス

結局、お客様は“この人なら信頼できそうだな”っていう気持ちで決めています。


「選ばれる」には、この2つがそろってないと無理

いくら製品が良くても、営業の質が低ければ決まりません。
逆に営業がいくら頑張っても、製品が微妙なら選ばれません。

だからうちは、
「いいモノを用意する努力」と「信頼される営業になる努力」
この両方をちゃんとやっています。


自慢ですが…

ここまで書いてきたこと、理想論じゃないです。
ツギノテはちゃんと実践してきました。

自慢ですが――

  • 「話が違う」と言われて解約されたこと、ありません。
  • 夜中までスタッフに働かせたこともありません。
  • 営業が売った案件で赤字になったこともありません。

これは、売ることより“信頼されること”を優先してきた結果だと思っています。


最後に

営業が無理をすれば、チームが削られます。
その場しのぎの売り方をすれば、ブランドが削られます。

だからこそ、うちはこれからも、
「選ばれる営業」であり続けたい。

お客様にも、チームにも、そして未来の自分たちにも、誇れる営業を。
ツギノテは、そういう会社であり続けたいと思っています。